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奇妙な電子サイドミラーから「電子外周カメラ(ESV)」改善コンセプトへ

アウディ(Audi)の新型車を見た際、採用されている新型の電子サイドミラー(デジタルサイドミラー)が目に留まりました。遠回しに言えば「道路を走るシュモクザメ(ハンマーヘッド)」のような印象です。

下の画像は、自動車産業がサイドミラーという伝統的な構造の延長線上で設計した結果の電子サイドミラーの外観です。車体から左右にエリンギが生えているかのような独特の形状をしています。

Audi 電子サイドミラー Audi 電子サイドミラー

1970年代以前の自動車のサイドミラーは、フロントフェンダー上のヘッドライト付近に配置されるのが主流でした。その後数十年間は、フロントドアのAピラー付近に設置するスタイルが一般的となりました。

しかし、カメラ技術が進歩した現代においても、自動車メーカーは従来の反射鏡を単にカメラレンズに置き換え、アームの長さを残したままスリム化させただけの設計にとどまっています。

映像をレンズで撮影するのであれば、このような突き出たアーム構造はもはや不要です。さらに、このタイプの電子ミラーにも依然として死角が存在し、ドライバーが首を大きく動かさなくなることでかえって注意力が散漫になり、事故リスクが重なる懸念すらあります。

そこで、車体外部構造を直接改善し、「電子リアミラー(Electronic rear mirror)」から「電子外周カメラ(Electronic Surround View-cam、略称ESV)」へ刷新するいくつかの提案を挙げます。

電子外周カメラ ESV 改良コンセプト 電子外周カメラ ESV 改良コンセプト

改良された電子アラウンドビューシステムでは、剛性に影響しないドア位置にカメラを埋め込んだり、フェンダー部分に突出型カメラを配置したり、あるいはルーフ上に360度全周囲カメラを搭載することが可能です。

なお、図中のカメラ位置(赤点)は実証実験を経ていない概念図です。理論上は死角のない全方位映像の取得が可能と考えられますが、実際の実装には自動車エンジニアによる検証が必要です。